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歯がボロボロでも諦めるな!ボロボロの歯を治したい人のための徹底ガイド

はじめに

歯がボロボロになってしまうと、食事や会話、そして笑顔さえも気になってしまいます。しかし、現代の歯科医療では、ボロボロの歯でも立派に治療することが可能です。本記事では、ボロボロの歯の原因や症状、さまざまな治療法、そして実際の症例をご紹介します。歯がボロボロでも、諦める必要はありません。適切な治療を受ければ、健康で美しい口元を取り戻すことができるのです。ただし、お時間はかかることをご了承願います。

ボロボロの歯の原因と症状

歯がボロボロになる主な原因には、虫歯や歯周病があげられます。虫歯が放置されると、次第に歯の神経に達し、歯冠が崩壊していきます。一方、歯周病では、歯茎の腫れや出血、歯の動揺が起こり、最終的には歯が抜け落ちてしまうのです。

虫歯が原因

虫歯は、プラーク(歯垢)に含まれる細菌が、口の中の糖分を発酵させて生成された酸によって、歯の表面が溶けて穴が開いてしまう病気です。虫歯が進行すると、最終的には歯の神経に達し、激しい痛みとともに歯冠が崩壊していきます。

虫歯が進行した症状としては、

  • 歯の痛み
  • 食事中の痛み
  • 歯茎の腫れや出血
  • 歯の変色
  • 穴が開いた歯

などがあげられます。虫歯が原因でボロボロになった歯は、早期に治療を受けないと、最悪の場合、抜歯せざるを得なくなります。

 

歯周病が原因

歯周病は、歯茎の腫れや出血、歯の動揺や露出など、歯肉や歯根膜の炎症を引き起こす病気です。原因は細菌性のプラーク(歯垢)で、プラークが歯茎に付着し続けると徐々に症状が進行していきます。

歯周病の主な症状は、

  • 歯茎の腫れや出血
  • 口臭
  • 歯の動揺
  • 歯根の露出

です。重症化すると、歯が抜け落ちてしまう可能性もあります。歯周病が進行した場合、歯がボロボロになってしまうのです。

 

ボロボロの歯の治療法

ボロボロの歯を治療する方法は、患者さんの状況によって異なります。虫歯や歯周病の進行具合、残存歯の状態、経済的な事情など、さまざまな要因を考慮して、最適な治療法が選択されます。

被せ物による修復

歯がボロボロになっている場合でも、虫歯が神経まで達していなければ、被せ物によって修復することができます。被せ物にはセラミックインレーやクラウン、金属の被せ物などがあり、歯の形状や損傷の程度に合わせて選択されます。

被せ物治療のメリットは、

  • 歯の神経を残せる
  • 自然な見た目に近づける
  • 咀嚼機能が回復する

などがあげられます。一方、デメリットとしては、

  • 虫歯が再発する可能性がある
  • 周囲の健全な歯を一部削る必要がある

といった点が挙げられます。被せ物治療は、保険が適用される場合と自費診療の場合があります。

 

ブリッジ・入れ歯による補綴

歯がボロボロで、抜歯が必要な場合は、ブリッジや入れ歯による補綴治療が選択肢となります。ブリッジは、抜歯した歯の両隣の歯を削り、そこに人工の歯を橋渡しするように固定する方法です。一方、入れ歯は、抜歯した部分に合わせて人工の歯を作り、はめ込む方法です。

ブリッジと入れ歯のメリットは、

  • 保険が適用され、費用が比較的抑えられる
  • 短期間で咀嚼機能を回復できる

一方、デメリットは、

  • ブリッジは隣接歯を削る必要がある
  • 入れ歯は違和感が大きい
  • 定期的な調整が必要

といった点があります。ブリッジも入れ歯も、適切なメンテナンスが欠かせません。

 

インプラント治療

インプラント治療は、歯科用のインプラント(人工の歯根)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯冠を取り付ける治療法です。インプラントは、隣の歯を削る必要がなく、見た目と機能面で天然の歯に最も近いとされています。

インプラント治療のメリットは、

  • 天然の歯に最も近い見た目と機能
  • 他の歯を傷つける心配がない
  • 長期的な耐久性がある

一方、デメリットは、

  • 治療費が高額
  • 治療期間が長い(半年程度)
  • 手術が必要

といった点があげられます。インプラント治療は自費診療となり、費用は30万円前後かかることが多いです。

 

ボロボロの歯の症例

ここでは、実際にボロボロの歯を治療した症例をご紹介します。これらの症例を通して、ボロボロの歯でも適切な治療を受ければ、健康で美しい口元を取り戻せることがわかります。

50歳男性 :ブリッジ装着

この症例は、長年歯医者に行かずにボロボロになった50歳男性の場合です。初診時は、食事もできない程の悪い状態でした。抜歯と神経の治療、歯周病の治療を行い、最終的に上顎前歯8本と下顎前歯7本のブリッジを装着しました。 お時間はかなりかかりましたが、この治療により、患者さんは噛める歯を取り戻し、食生活と健康状態が改善されました。

中年女性 :インプラント

次の症例は、ボロボロの歯を放置していた中年女性の場合です。恥ずかしさから受診に踏み切れませんでした。静脈内鎮静法の治療やデンタルローンがあることを知り無料相談会に参加されました。 できる限りの歯の保存を行いましたが、むずかしい部分はインプラント治療を行いました。かなり長期の治療でしたが、患者さんは「笑顔を取り戻せた」と大変喜んでいました。

若年男性 :全顎 オールオン4

最後の症例は、30歳代前半の若年男性の場合です。喫煙や不摂生な生活習慣が原因で、ほとんどの歯がボロボロになってしまいました。オールオン4と呼ばれるインプラント治療を選択し、上下顎にそれぞれ4本のインプラントで全ての歯を補いました。 治療期間は6ヶ月と比較的短く、費用も従来のインプラントの半額程度で済みました。術後は「人生が変わった」と話していたそうで、若年でもボロボロの歯でお困りの方にとって、オールオン4は有効な選択肢となりました。

 

医療機関の取り組み

多くの歯科医院では、ボロボロの歯に悩む患者さんに対して、さまざまな取り組みを行っています。ここでは、その一例をご紹介します。

痛みを抑える工夫

ボロボロの歯の治療では、痛みが伴うことも多くあります。そこで、痛みを和らげるさまざまな工夫を行っています。オプションにはなりますが、痛みに弱い方、嗚咽してしまう方、怖い方にはおすすめです。不安を取り除き、リラックスした状態で治療を受けられます。治療中は、麻酔科医がしっつかりと横で管理しております。

  • 静脈麻酔 – 静脈から鎮静剤を投与し、意識下での治療を可能にする

 

分割払いなど費用面の配慮

ボロボロの歯の治療には、高額な費用がかかることも多くあります。患者さんの経済的な負担を軽減するため、さまざまな支払い方法を提案しています。

  • デンタルローン
  • クレジットカード払い

 

カウンセリングと納得のいく説明

ボロボロの歯への不安は、患者さん個人によってさまざまです。丁寧なカウンセリングと納得のいく説明を重視しています。

  • 口腔内写真やレントゲン画像を用いた分かりやすい説明
  • 複数の治療法の提案とメリット・デメリットの説明
  • 模型を用いた具体的なイメージ付与
  • 治療計画書の作成と細かい説明

患者さん一人ひとりの状況に合わせた対応が行われ、患者さんの不安を取り除き、前向きに治療に臨めるようサポートしています。

 

ボロボロの歯を放置しない

ボロボロの歯は、さまざまな不便や健康上の問題を引き起こす可能性があります。そのため、早期に専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

早期治療のメリット

ボロボロの歯に早期から手を付けることで、以下のようなメリットがあります。

  • 残存歯を最大限に生かせる
  • 歯周病のリスクを低減できる
  • 低侵襲な治療で済む可能性が高い
  • 治療期間が短くて済む
  • 費用を抑えられる

歯の健康は、全身の健康にも大きな影響を与えます。そのため、ボロボロの歯を放置せずに、早期に治療を開始することが重要なのです。

 

放置によるリスク

一方で、ボロボロの歯を放置してしまうと、以下のようなリスクが高まります。

  • 歯の喪失が進み、治療期間が長くなる
  • 歯周病が進行し、骨の吸収が起こる
  • 食事や会話に支障が出る
  • 全身の健康に悪影響が及ぶ

単に見た目の問題だけでなく、QOL(生活の質)の低下や全身への影響など、ボロボロの歯を放置することは避けるべきです。

 

まとめ

本記事では、ボロボロの歯の原因と症状、さまざまな治療法、実際の症例、そして医療機関の取り組みについてご紹介してきました。ボロボロの歯は、虫歯や歯周病が主な原因で引き起こされますが、現在の医療技術を駆使すれば、確実に改善することが可能です。 ぜひ、早めに専門家に相談し、適切な治療を受けましょう。そうすれば、健康で美しい口元を取り戻し、笑顔の暮らしを送ることができるはずです。ボロボロの歯に悩む方は、一人で抱え込まずに、専門家に相談することをお勧めします。

よくある質問

ボロボロの歯の主な原因は何ですか?

虫歯や歯周病がボロボロの歯の主な原因です。虫歯が放置されると、歯の神経に達して歯冠が崩壊し、歯周病では歯茎の腫れや出血、歯の動揺を引き起こし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。適切な治療を受けないと、この状態になってしまいます。

ボロボロの歯の治療法にはどのようなものがありますか?

ボロボロの歯の治療法としては、被せ物による修復、ブリッジや入れ歯による補綴、インプラント治療などがあります。患者の状況に合わせて最適な治療法が選択され、虫歯や歯周病の進行具合、残存歯の状態、経済的な事情などが考慮されます。

医療機関ではどのような取り組みを行っていますか?

多くの歯科医院では、ボロボロの歯の治療に際して、患者の痛みを和らげるための工夫や、費用面での配慮、丁寧なカウンセリングと納得のいく説明などに取り組んでいます。このようなきめ細かなサポートが行われています。

ボロボロの歯を放置するとどのようなリスクがあるのですか?

ボロボロの歯を放置すると、歯の喪失が進み補綴治療が必要になる、歯周病が進行して骨の吸収が起こる、食事や会話に支障が出る、さらには全身の健康にも悪影響が及ぶなどのリスクが高まります。早期の治療が重要です。

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